◆ だ液はどこから出てくるの？　◆ だ液腺のマッサージ 　◆ 軟らかいブラシでお口を刺激しよう！

傷口をなめたら傷は治るの？小さな傷をしたとき、ペロリとなめた記憶はありませんか？
猫や犬などの動物たちが傷口をペロペロなめ続けている様子を見かけたことありますよね。
なめるとなめないとは、傷の治るスピードが３倍もなめたほうが早いというねずみでの実験もあるんですよ！！

それには・・・こんなだ液の力が働いています。

★だ液のヌルヌルはだ液性ムチンです。歯の表面やお口の中や食道の粘膜を潤し、保護し修復する力をもっています。それに胃壁の保護や修復をする力もあって胃潰瘍を予防する力もあると言われています。

★アレルギーを起こす原因になる物質を、IgA（免疫グロブリンA）が取り囲んで無毒化します。
★IgAは初乳にも含まれていて、赤ちゃんの感染予防に働くものです。

ごはんをよく噛んでいると、甘くなるのは
だ液のアミラーゼででんぷんが麦芽糖という
糖にかわるからなんだ！

骨の老化を予防します。

★歯の表面にだ液中のミネラル（カルシウムイオンやリン酸イオン）を 供給します（再石灰化）。

★お口の中のや歯の表面の糖分や菌をあらい流し清掃します。これを自浄作用（じじょうさよう）といいます。

★飲食後に、悪玉菌が歯についた歯垢（しこう）の中で
酸をつくります。酸性に傾いたお口を、だ液中の重炭酸塩によって中和し元に戻します。
だ液が勢いよく多量に出る程、重炭酸塩を多く含ん
でアルカリ性が強くなり、中和する力も強いんだ！
この力を緩衝能（かんしょうのう）といいます。